3万円で3Dプリンタを買って、ちゃんと使えるようにするまで その3
激安3Dプリンタ活用記事、第3弾です。最近はカーテンレールの部品が100均で見つからなかったので生成しました。
最近はEnder-3以外にも安い3Dプリンタが売られているのを見るのですが、良くも悪くもここまでプリンタ自体をカスタマイズしやすい機種はなさそうに思えます。
基盤vupで静音化
プリント時の騒音は家でプリンタを使う場合に結構気になるポイントです。(ウィーン、という、移動速度に応じて音階が変わる音)この原因はステッピングモータの駆動音です。
防音用の箱を作ることも検討したのですが、調べてみるとEnder3の基盤がバージョンアップしているらしく、v1.1.5で静音化機能が搭載されていたので載せ替えてみました。コネクタの構成は変わらないのでケーブルを抜き差しして、もしカスタムしていればファームウェアを焼き直すだけです。
結果として、動作音の中でヘッドのファンが回転する音が一番大きな音になりました。普通のデスクトップPC程度といったところ、深夜に動かしてもほとんど気にならないレベルです。
最近の構成(フィラメント・スパチュラ)
ちょうど一巻き使い切ったタイミングで、フィラメントはABSからPLAに変更しました。変更理由は造形時のパラメータ調整がABSだと結構厳しいためです。PLAはプラットフォーム温度が比較的低くてよいので反りが少なく、成功率が向上します。
スパチュラは色々試した結果、「テープはがし」が優秀でした。当然シール剥がしとしても便利なので一石二鳥です。ペーパーナイフとしても活用しているので一石三鳥かもしれません。
Skritをぐるりと剥がした後、造形物の下に刃を押し込み、反対側の刃を支点にテコの原理で剥がします。刃がしなるのでバネを活かす方向で曲げても良いですが、造形物がすっ飛んでいきます。
フィラメントの詰まり解消
標準のノズルは真鍮製であまり硬い金属ではないので、詰まりを取ろうとブラシでこすると傷がついて良くないです。詰まったフィラメントはプラスチックなので燃えます。下手にいじらず、温めながら外してガスコンロなどで燃やし尽くすと復活します。